カテゴリ:大地の芸術祭( 8 )

「湯の島」の隣に設置された足湯コーナー。

と、呼ぶには、少しモダンアートしている。
足下には白い石が敷き詰められ、壁も白を基調としたもの。
ちょっと見には、まるで海外のどこかのリゾート地に来たようだ。

だけど、ちょっと目線を横にずらすと、すぐ隣では農家の方が畑仕事をしているところに出会えたりして、それはそれでご愛嬌。
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一応、今回の『大地の芸術祭』巡りの写真はこれで終わりです。
もちろん、紹介しきれなかった分の方が多いし、今回紹介した分は、今年の新作で、さらに松之山エリアに特化したものだけですので、妻有地方(十日町市、津南町)全体では、まだまだ見所はたくさんあると思います。

ぜひ、この機会に、妻有地方の『大地の芸術祭』においで下さい。
なお、開催期間は、9月10日までとなっております。
タイトルは、正式には、
「行商ー物々交換ー記憶の部屋ーハピネスストーンハウス」という。
よくわからない。

だけど、展示されている作品は素晴らしいものばかり。

地元「坪野」集落の人々の肖像画。
その筆致に圧倒される。
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二階の窓に描かれた、昔の農作業風景。
外の景色とマッチしていた。
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これぞ、「行商」の最たるもの?
水槽に浮かぶ、中身の入ったペットボトルが並んだケース。
普通では、あり得ない状態なんだけど、真夏なんだからいいか、という気にもなる。
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種明かしは、ぜひ、自分の目で見て確認してほしい。
松之山が誇る、里山科学館、森の学校「キョロロ」。
今回、その建物内に展示されていたものは。

地元で採取した昆虫の、高解像度での展示。
高さは1.5m〜1.8m。その迫力には、ただただ圧倒されるのみ。

人間と同じくらいの大きさ。
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すぐ隣は、喫茶室。
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回廊と呼ぶに相応しい展示物とその空間。
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安塚高校松之山分校。
かつては、かなりの生徒数がいたようだが、過疎化も進み、現在は校舎も縮小された。
その、旧校舎(現在は倉庫)を使って、昔ながらの農機具と、昔使っていた教科書が展示されている。

ここの見物は、もちろん、古い農工具や教科書もさることながら、それらに当たったスポットライトが作り出す「影」にある。
写真ではなかなか分かりづらいと思うので、ぜひ、自分の目で見て堪能してほしい。

農工具の数々。「影」に注目。
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机に置かれた古い教科書の数々。
と、それぞれにできた「影」に、もちろん注目。
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日本から遥か遠い、バルト三国のうちの一つ、ラトビアという国から、その国で使っている(作っている?)家具を持ち出し、この松之山まで運び、さらに、集落内の家庭に展示し、実際に使用してもらう、というプロジェクトのようです。

会場には、家具の搬出、搬入の様子や、集落の人たちと一緒に開梱している様子、そして、各家庭に収納されている家具とそれを使用している家族の様子などが、写真で紹介されていました。

会場の建物(旧三省小学校の体育館)脇にあった、ラトビア製の犬小屋。
何だかすごい立派な家。
犬がいなかったのが残念。
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こちらは、集落のあちこちに点在しているポスト。
貝の形を模しているそうな。
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残念ながら、今は廃校となってしまった「東川小学校」の校内を利用した芸術。
今回訪れた場所では、一番の規模だと思う。

校内は、必要以上に照明が落とされ、一種異様な雰囲気。
棺(ひつぎ)を思わせるオブジェや、不安感をあおる音や光。

そういった雰囲気を味わわせるということが目的なら、見事にハマってしまうかも。

松之山にいながらにして、その土地の雰囲気がもっとも感じられない場所、とも言えるかもしれない。
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現在、配達途中の過程で、はがきにはバーコード(郵便番号等)が記されることになっているそうですが、通常、このバーコードは目では見えません。
このバーコードは紫外線に反応して光る、という特徴を利用し、このようなプロジェクトが出来上がったようです。

つまり、故郷への思いを綴ったはがきを送る事により、このような芸術作品を堪能する事もできるし、そのはがきを綴った人たちの思い(の記録)も、この場所に展示してそれをみんなで分かち合おう、という趣旨もあったようです。

ちなみに。
自分が出したはがきもしっかり展示されていました。(^^)
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ウールに刺繍が施され、それが、民家の「はぜ」に飾られている。
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刺繍には、こんな模様が描かれていた。
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